【2020年1月中頃のお話:引退試合がありました。】
これまでの次男のバスケットについて
次男はバスケットをなんやかんや小学1年生のころから続けていました。
最初は遊びで楽しく♪♪
でもそのうち、本格的な練習や試合、大会にも出場する機会が増えてきました。
【楽しい】から【勝ち】を意識するようなバスケットになっていきました。
5年生までは、Bチームとしてそれなりに試合に出させてもらっていましたが、
5年生になった冬、6年生の引退試合も終わり、
いよいよ自分たち5年生がメインでやっていくことに!
コーチ方の気合も5年生に向きます。
出番も増えますが、怒られたりプレッシャーも。
バスケが好きで強くなりたい!いよいよ自分たちの番だ!!と気合の入る子もいますが…
次男はそんなタイプではありませんでした。
ひきこもり・不登校になり始めたのは2019年3月:次男5年生のころ。
U11(5年生以下)の大会期間中に、頭痛が治まらなくなりました…。
そんなにバスケが好きではなかったのだと思います…( ;∀;)
親が応援するから、一緒の仲間が大好きだから、コーチ方に励まされてきたから、
頑張って続けてこれたのかも…。
練習がきつくて、ポロポロ泣いてしまうこともありました。
ひきこもり・不登校になってからは一度も練習に行きませんでした。
学校には行けなくても、バスケには行けるかなぁ…とも思いましたが、結局行っていません。
家に居たい。外に行きたくない…!
それは、学校も好きなゲームを買いに行くのもバスケットもNGということでした。
6年生の引退試合
練習にも見学すら全く行けず…こんな中途半端な状態もチームの皆に迷惑かけるよな…と思い、
次男とも相談して2019年12月頃にクラブチームを退会しました。
そのまま月日は流れ、今年度の6年生の引退試合が近づいた頃…
最後の試合…応援に行きたいな…と一人おっかさんは考えていました。
もうやめてしまったけれど、一緒に何年も頑張ってきた子供たちの最後を応援したいな…と。
夏の練習なんて、本当にきつくて見守りの保護者も気が気ではありませんでした。
そんな中を共に頑張ってきた仲間たち。
我が家はバスケをギブアップしましたが、最後の大切な試合はこの目で見届けたいな!
次男にも相談する
でも、ギブアップ退会しておいて、しかも親のおっかさんだけで応援はどうかと思います。
次男は、この頃もバスケの仲間とは一緒に遊んだり、チャットゲームを毎日していまをした。
次男はどう思っているのかな…。
できれば行ければな…でも現実的に考えてかなりキツイよな…。
彼の心の状態も、依然と比べると大分元気になっているので、タイミングをはかって聞いてみました!
おっかさん:「もうすぐ引退試合だよ!おっかさん皆の最後の姿を応援したいんだけど、
○○はどうする?」
次男:「えー…行こうかな~。」
・・・と!!
『行こうかな~。』…次男本当に成長しました!ヽ(^。^)ノ !!
正直無理だと思っていたので、おっかさん一人で行くイメージでしたから。
すんなりYESで意外でした。
大会前日も次男は『明日行くからね。』という言葉。
…ところがそんなにうまくは行きません~~!
当日朝…『…行きたくない…。』と( ;∀;)
やっぱり難しいか…とがっかりしつつ、
しょんぼりした姿は次男には見せてはいけないな…と思い、
普段通りな感じで言いました。
おっかさん:「分かったよ。でも、おっかさんは最後の皆の姿を見ないと後悔すると思うから、
行ってくるね!」
次男は「行きたくない。」とはいったものの、迷っているようでした。
最後を応援したい気持ちがあるのでしょう。
おっかさんと同じように見ないと後悔するかな…と考えているようでした。
試合は11:30から。もうすぐです。
支度をするおっかさん。迷う次男。
そこで提案しました。
「とりあえず、行くだけでも行ってみようか(*^-^*)
おっかさんは1Qだけでも応援出来ればいいから、
○○が行けなければ、駐車場の車内で待ってて!」
(ミニバスケットの試合は、1試合4Qで構成。1Qは6分です。)
次男:「うん、わかった。行ってみるか!」
また新たな❝ひかり❞が見えてきました*⋆*⁂⋆*
大会会場まで車で20分ほど。
到着したらどうなるだろう…行けるかな…行けないかな…。
それは、おっかさんはもちろん次男自身にも分からないようでした。
次男は行きたい気持ちはあるけど、体が動くかどうか…行こうと決めてそれができるかどうか…。
自分で自分の行動がどうなるか分からないようでした。
本当に不思議な事です。
道中はいつもと変わらない様子でした。
「皆上手になっているだろうな!対戦チームはどこだったかな…。」
普通の会話をしていました。
大会の応援
駐車場に到着しました。
次男は…
普通に車から降りて、普通に歩き体育館にむかいました!!
試合が既に始まっているようで選手や観戦者の出入りはなく、扉はしまっていました。
すこしひっそりしています。
その扉を開ける時は、さすがにひと呼吸おいていました。
会場はボールの弾む音とバッシュの擦れる音。子供たち声出しと応援コール!!
懐かしい光景です(*´ω`)
コート応援席にも普段と何も変わらない様子で歩みが進んでいます。
ためらったり、困った言葉も出てきません。
試合を見ています!!
あまりにも自然な様子で、おっかさんはびっくりしました。
でも今は応援にし集中しよう。
次男もそのために来たのだから!
コートを挟んで向こう側に、OB中学1年生の子たち3人が応援に来ていました。
次男のチャットゲーム仲間です。
実際に会うのは11ヶ月位ぶりです。
ハーフタイムで試合が中断となりました。
「ちょっと行ってくる!」
「え!?」とおっかさんが言う間に、なんとぴゅーーっと走ってOBの友達のもとへ!!
!!ビックリですΣ(・ω・ノ)ノ!
この行動力は本当にびっくりでした!!
すごーい!!!
今回も友達の力に驚かされたおっかさんでした!!
ありがとう!本当にありがとう!!
感謝せずにはいられませんでした。
友達の力*エネルギー*再び⋆*⁂⋆*
結局、OBの友達とその次の試合も応援しました!
合間の待ち時間も皆とおしゃべりしています。
全試合が終了し、試合は負けてしまいましたが、
選手の子供たちはホッとしているようでした。
本当にお疲れ様でした!!
次男は一緒に、記念写真を撮ったり、お菓子を食べたり…。
大会会場は大きな公園敷地内にありました。
次男:「ちょっと遊んでくるねー!」と友達と行ってしまいました!
!!本当に信じられません!!ヾ(*´∀`*)ノ(/・ω・)/(((o(*゚▽゚*)o)))
途中で様子を覗きにいきました。
公園には少し高い塔の様な遊べる建物があります。
階段を駆け上り、走ったり!
頭痛で苦しくて、学校を休ませて…と泣きながら懇願していたあの日から、
こんな日が来るなんて…信じられない光景でした!
この光景だけで本当に幸せでした。こんなに嬉しい事はありませんでした。
今回の大会で、ひょっこりあらわれたこの親子に、
コーチやお母さん方にも暖かく声を掛けて頂きました。
本当に感謝です。
次男とかわりなく接してくれた子供たちにも、感謝しかありません。
ずっと家にいる生活でしたが、たくさんの方々に支えられているんだな…と思いました。
帰宅したのは16時。
次男「楽しかったー!行って良かった!!」
すごい1日になりました!!\(^o^)/
おっかさんにとっても忘れられない1日となりました。
コメント